「バーチャルオフィスって色々ありすぎて、結局どれがいいの?」
自分も合同会社を立ち上げるとき、まさに同じことで悩んだ。2名でIT系の事業をやっていて、オフィスに毎月何万円もかけるのは正直キツい。でも自宅住所を登記に使うのは避けたい。そこでバーチャルオフィスを検討し始めたわけだけど、比較サイトを見ても「結局どれも良さそうに見える」という状態にハマった。
最終的にGMOオフィスサポートを契約して約6ヶ月。法人口座もクレジットカードも問題なく開設できて、年間コスト約3万円で事業の基盤が整った。
この記事では、実際にバーチャルオフィスを使って法人運営している立場から、主要8社を本音で比較する。「とりあえずこれを選んでおけば失敗しない」という結論まで書いているので、最後まで読んでもらえると嬉しい。
GMOオフィスサポートの週1転送プランを契約中。忖度なしで各社の強みと弱みを比較する。
バーチャルオフィスの基本から知りたい方は、先に「バーチャルオフィスとは?仕組みや使い方をわかりやすく解説」を読んでおくとスムーズに理解できる。
バーチャルオフィスを選ぶときに見るべき3つの比較軸
8社の比較に入る前に、何を基準に選ぶべきかを整理しておく。自分がバーチャルオフィスを選んだときに重視したポイントは3つだ。
正直なところ、自分はDMMバーチャルオフィスとGMOオフィスサポートの2社で最後まで迷った。月額は同じ660円〜だったが、初期費用0円と郵便転送料が基本料に含まれている点でGMOに決めた。この「隠れコスト」の差は、長く使うほど効いてくる。
バーチャルオフィスおすすめ8社の料金比較表
まずは8社の料金・スペックを一覧で並べる。ざっと全体感を掴んでほしい。
| サービス名 | 月額料金 | 初期費用 | 法人登記 | 拠点数 |
|---|---|---|---|---|
| GMOオフィスサポート | 660円〜 | 0円 | ○(1,650円〜) | 19拠点 |
| レゾナンス | 990円〜 | 5,500円 | ○(990円〜) | 11拠点 |
| バーチャルオフィス1 | 880円 | 5,500円 | ○(880円) | 3拠点 |
| DMMバーチャルオフィス | 660円〜 | 5,500円 | ○(2,530円〜) | 14拠点 |
| NAWABARI | 1,100円〜 | 0〜5,500円 | × | 1拠点 |
| ワンストップビジネスセンター | 5,280円〜 | 10,780円 | ○ | 48拠点 |
| Karigo | 3,300円〜 | 5,500円 | ○ | 60拠点以上 |
| ユナイテッドオフィス | 2,310円〜 | 6,600円 | ○ | 9拠点 |
表を見るとわかるとおり、月額だけならGMOとDMMが同額の660円で最安。ただし初期費用を加えると、GMOの方が5,500円分お得になる。料金で選ぶなら上位4社のどれかに絞れるはずだ。
もっと安いバーチャルオフィスを探している方は「格安バーチャルオフィスおすすめ6選」で深掘りしている。
各バーチャルオフィスの特徴と筆者の評価
ここからは8社それぞれの特徴を、自分の視点を交えて紹介する。実際に使っているGMOオフィスサポートについては特に詳しく書いた。
GMOオフィスサポート|コスパと信頼性のバランスが最強
総合評価:5.0
自分が実際に使っているサービスなので、一番リアルに語れる。
GMOオフィスサポートの最大の強みは、初期費用0円で始められて、郵便転送料が月額に含まれていること。他社だと月額が安くても転送のたびに実費がかかるケースがあるが、GMOは月額2,750円(週1転送プラン)の中にすべて含まれている。
自分がGMOを選んだ決め手は3つ。
- 初期費用が完全に0円だった
- Xで「GMOの住所だとGMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設しやすい」という口コミを複数見た
- DMMと最後まで迷ったが、初期費用と転送料込みのトータルコストでGMOが上回った
実際に使ってみて、審査は申し込み翌日に通過。特に追加書類の提出などもなく、スムーズだった。その後GMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設し、約1週間で審査通過。三井住友カード ビジネスオーナーズも問題なく発行された。年間約3万円のコストで法人としてのインフラが全部整ったので、十分に元は取れている。
一方で気になる点もある。届いた郵便物の写真を閲覧するのに月額+1,100円かかるのは正直微妙。何が届いたか確認できないのは地味に不便なので、このオプションは改善してほしいところだ。
詳しくは「GMOオフィスサポートの口コミ・評判」でさらに掘り下げている。
レゾナンス|電話秘書・転送サービスが欲しいならここ
総合評価:4.0
レゾナンスの魅力は、法人登記込みで月額990円〜という安さと、オプションの充実度。電話秘書代行や電話転送サービスがあるので、取引先から電話がかかってくるような業種には向いている。
都内一等地(港区浜松町、中央区銀座など)の住所が使えるのもポイント。名刺やWebサイトに載せたとき、住所の見栄えを気にする人には刺さるだろう。
ただし初期費用が5,500円かかるので、「とにかく初期コストを抑えたい」という人にはやや不向き。自分は電話サービスが不要だったのでGMOを選んだが、電話対応が必要な事業なら、レゾナンスは有力な候補になる。
バーチャルオフィス1|法人登記を最安で済ませたいならこれ
総合評価:4.0
「法人登記込みで最安」を求めるなら、バーチャルオフィス1が頭ひとつ抜けている。月額880円で法人登記まで対応しているのは、調べた限りここだけ。初期費用は5,500円だが、月4回転送とLINE通知が標準付帯。
さらに法人口座開設保証制度があるのがユニーク。バーチャルオフィスの住所で法人口座が開設できなかった場合に返金対応してくれる制度で、銀行口座の開設に不安がある人にとっては安心材料になる。
拠点数が3つと少ないのがデメリットだが、東京都内であれば選択肢は問題ない。法人登記のコストを最小化したいなら最有力だ。
法人登記の手順は「バーチャルオフィスで法人登記する方法」で詳しく解説している。
DMMバーチャルオフィス|大手ブランドの安心感
総合評価:4.0
自分が最後まで迷った相手がDMMバーチャルオフィスだ。月額660円〜でGMOと同じ最安クラス。DMMという知名度の高いブランドも安心感がある。
ただ、最終的にGMOを選んだ理由は明確で、初期費用5,500円と郵便転送が別途実費という2点。月額は同じでもトータルコストはGMOの方が安くなる。
DMMの強みは14拠点という展開力と、会員専用の会議室が使えること。名古屋・大阪・福岡など地方拠点も充実しているので、東京以外で探している人にはGMOより向いているケースもある。
NAWABARI|EC・ネットショップ専用ならこれ一択
総合評価:3.5
NAWABARIは少し毛色が違って、ネットショップの特定商取引法対策に特化したサービスだ。BASEの公式パートナーで、プライバシーマークも取得している。
ネットショップを運営していて、自宅住所を特商法表記に載せたくない人にはピッタリ。ただし法人登記には非対応なので、法人を設立する予定がある人は他のサービスを選ぶべきだ。
EC事業をやっていない自分にとっては選択肢に入らなかったが、BASEやSTORESでショップを運営している人からの評判は良い。
ワンストップビジネスセンター|フルサービスで全部揃う
総合評価:3.5
ワンストップビジネスセンターは月額5,280円〜と他社に比べて高いが、その分電話秘書・FAX・会議室・来客対応まで全部入り。「バーチャルオフィスにフルサービスを求める人」向けだ。
全国48拠点と展開力は随一。地方都市にも拠点があるので、地方でバーチャルオフィスを探している人にとっては貴重な選択肢になる。
正直なところ、コスパ重視でバーチャルオフィスを選ぶ層にはオーバースペック。ただ、来客対応や電話秘書が必要な士業やコンサルタントなら、月5,000円台で全部揃うのはむしろ安いと思う。
Karigo|全国60拠点以上の老舗
総合評価:3.5
Karigoは創業20年以上の老舗で、全国60拠点以上を展開している。地方を含めて最も拠点数が多いのが特徴だ。
月額3,300円〜とやや高めだが、長年の運営実績からくる安定感は評価できる。転勤が多い人や、複数エリアで住所が欲しい人には選択肢に入る。
ただ、東京都内だけで探している場合は、料金面でGMOやバーチャルオフィス1に分がある。
ユナイテッドオフィス|都内9拠点で手堅く
総合評価:3.0
ユナイテッドオフィスは都内9拠点に展開するバーチャルオフィス。月額2,310円〜で法人登記にも対応している。
可もなく不可もなく、という印象が正直なところ。特別な強みが見えにくい分、「この点で選ぶべき」という明確な理由を挙げにくい。上位4社でピンとこなかった場合の選択肢として検討する程度でいいと思う。
GMOオフィスサポート vs DMMバーチャルオフィス|迷いやすい2社を比較
バーチャルオフィスを探すと、最終的にGMOとDMMで迷う人が多い。自分もそうだった。この2社はスペックが近いので、違いを明確にしておく。
| 比較項目 | GMOオフィスサポート | DMMバーチャルオフィス |
|---|---|---|
| 総合評価 | ★★★★★ 5.0 | ★★★★☆ 4.0 |
| 月額料金 | 660円〜 | 660円〜 |
| 初期費用 | 0円 | 5,500円 |
| 郵便転送料 | 基本料に込み | 別途実費 |
| 拠点数 | 19拠点 | 14拠点 |
| 法人登記 | ○(1,650円〜) | ○(2,530円〜) |
| 会議室 | あり(一部拠点) | あり(一部拠点) |
| ブランド力 | GMOグループ | DMMグループ |
| 公式サイトへ → | 公式サイトへ → |
月額は同じだが、初期費用・郵便転送料・法人登記費用の3点でGMOが優勢。一方、DMMには会議室が使える拠点があったり、地方展開がやや広いという強みもある。
自分は「初期費用0円」と「転送料込み」を重視してGMOを選んだが、会議室を使いたい人や、大阪・福岡に拠点が欲しい人ならDMMのほうが合うかもしれない。
自分はGMOの住所でGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設した。同じグループだからか、審査も約1週間で通った。銀行口座の開設しやすさも含めて判断するのがおすすめ。
法人口座の開設について詳しくは「バーチャルオフィスで銀行口座は開設できる?」を参考にしてほしい。
目的別|バーチャルオフィスのおすすめはこう選ぶ
8社を比較してきたが、「結局自分にはどれが合うの?」が一番気になるところだと思う。目的別に整理すると、答えはシンプルだ。
- コスパ重視・迷ったらこれ → GMOオフィスサポート(月額660円〜・初期費用0円)
- 法人登記を最安で → バーチャルオフィス1(登記込み月額880円)
- 電話秘書・転送が必要 → レゾナンス(月額990円〜・秘書代行あり)
- EC・ネットショップ特化 → NAWABARI(月額1,100円〜・BASE公認)
- フルサービスが欲しい → ワンストップビジネスセンター(月額5,280円〜)
- 地方で探している → Karigo(全国60拠点以上)
個人事業主として始める場合は「個人事業主におすすめのバーチャルオフィス7選」、フリーランスの方は「フリーランスにバーチャルオフィスは必要?」も合わせて読んでみてほしい。
バーチャルオフィスを選ぶ前に知っておくべきこと
最後に、自分がバーチャルオフィスを契約する前に知りたかったことを2つ共有しておく。
月額以外の「隠れコスト」に注意
- 初期費用:0円〜10,780円と幅が大きい。年単位で考えると初期費用0円のサービスが有利
- 郵便転送の実費:月額に含まれるか別途か。年間で数千円の差になる
- オプション料金:郵便物の写真閲覧、電話転送、会議室利用などは別料金のケースが多い
自分の場合、GMOの月額2,750円(週1転送プラン)に加えて、郵便物の写真閲覧オプション(+1,100円/月)を付けるかどうかで少し悩んだ。結局付けずに使っているが、何が届いたかわからないのは正直ちょっと不便だと感じている。
バーチャルオフィスの住所で銀行口座は開設できる
「バーチャルオフィスの住所で法人口座って作れるの?」と不安に思う人は多いが、結論、できる。自分はGMOオフィスサポートの住所でGMOあおぞらネット銀行に申し込み、約1週間で審査が通った。三井住友カード ビジネスオーナーズも問題なく発行されている。
銀行口座やクレジットカードの審査では、バーチャルオフィスの運営元も見られていると言われている。GMOインターネットグループやDMMグループのような大手が運営するサービスを選んでおけば、この点での不安は軽減される。
まとめ|バーチャルオフィスは目的で選べば失敗しない
バーチャルオフィス8社を比較してきたが、最終的に大事なのは自分の目的に合ったサービスを選ぶことだ。
自分は「コストを最小限に抑えつつ、法人口座とクレカを確実に開設したい」という目的でGMOオフィスサポートを選んだ。結果、年間約3万円で法人としての基盤が全部整ったので、この選択は正解だったと思っている。
迷っているなら、まずはGMOオフィスサポートから検討するのがおすすめだ。初期費用0円で始められるので、リスクが小さい。


