格安バーチャルオフィス3社を徹底比較|月額1,000円以下で法人登記できるのは?

格安バーチャルオフィス3社を徹底比較|月額1,000円以下で法人登記できるのは?
この記事のポイント
  • 月額1,000円以下の格安3社を徹底比較
  • 法人登記込みの年間トータルコストで判定
  • GMO利用者の実体験をもとに解説

「バーチャルオフィスを月額1,000円以下で使いたい」「法人登記もしたいけど、できるだけ安く済ませたい」――こういった要望を持つ方は多い。

実際に探してみると、月額1,000円以下で法人登記にも対応しているサービスは存在する。ただし、月額だけで比較すると落とし穴がある。初期費用や郵便転送料を含めた年間トータルコストで見ないと、本当にお得なサービスはわからない。

この記事では、月額1,000円以下の格安バーチャルオフィス3社――GMOオフィスサポートバーチャルオフィス1METSオフィス――を料金・サービス内容・年間コストで徹底比較する。

先に結論を書いておく。

  • 法人登記の年間コスト最安 → バーチャルオフィス1(2年目以降10,560円/年・初年度約16,060円)
  • 全国拠点+転送料込みの安心感 → GMOオフィスサポート(年間19,800円)
  • 住所だけとにかく安く → METSオフィス(年間3,240円+初期費用3,850円)
運営者 運営者

筆者はGMOオフィスサポートを約半年使っている。GMOは実体験ベース、他2社は公式情報ベースで客観的に比較していく。

格安バーチャルオフィス3社の比較表

まずは3社の基本スペックを一覧で把握しよう。

比較項目GMOオフィスサポートバーチャルオフィス1METSオフィス
最安月額660円〜880円270円〜
初期費用0円5,500円3,850円
法人登記○(1,650円〜)○(880円)○(1,100円〜)
拠点数全国19拠点3拠点東京5拠点
郵便転送○(転送料込み)○(月4回)
口座開設サポート○(保証付き)
最低契約期間12ヶ月12ヶ月3ヶ月

月額だけで見るとMETSオフィスの270円が圧倒的に安い。ただし、これは住所利用のみのプランで法人登記には使えない。法人登記込みの月額で比較するとバーチャルオフィス1の880円が最安になる。

この時点で「月額だけ見ても意味がない」ということがわかるだろう。もう少し深掘りしていく。

格安3社の料金を詳しく比較する

月額料金:「何に使うか」で最安が変わる

3社の月額料金を用途別に整理するとこうなる。

用途GMOオフィスサポートバーチャルオフィス1METSオフィス
住所利用のみ660円880円270円
法人登記1,650円880円1,100円

住所だけ借りたいならMETSオフィスが最安。法人登記したいならバーチャルオフィス1が最安。GMOの住所利用のみプラン(660円)は法人登記に使えないので、登記が目的なら1,650円のプランを選ぶ必要がある。

GMOオフィスサポートの月額660円プランは住所利用のみで法人登記には対応していない。登記目的なら必ず月額1,650円〜のプランを選ぶこと。

ここで「METSが法人登記でも1,100円で2番目に安いじゃん」と思うかもしれないが、初期費用まで含めると話が変わってくる。

初期費用:GMOのみ0円

サービス初期費用
GMOオフィスサポート0円
METSオフィス3,850円
バーチャルオフィス15,500円

初期費用はGMOオフィスサポートのみ0円。METSオフィスは3,850円、バーチャルオフィス1は5,500円がかかる。

ただし、バーチャルオフィス1は月額の安さで初期費用をカバーできる。初年度の年間トータルコストで見ても、バーチャルオフィス1が3社中最安だ(後述)。

年間トータルコスト:法人登記で比較すると差が明確になる

ここが一番大事なポイントだ。月額と初期費用を合わせた法人登記込みの年間トータルコストを計算してみる。

サービス月額(法人登記)初期費用初年度コスト2年目以降
バーチャルオフィス1880円5,500円約16,060円10,560円/年
METSオフィス1,100円3,850円17,050円13,200円/年
GMOオフィスサポート1,650円0円19,800円19,800円/年
バーチャルオフィス1の初年度コストは転送実費(平均約489円/月)を除いた金額。GMOは転送料込みなので追加費用はかからない。

法人登記の年間コストではバーチャルオフィス1が初年度でも約16,060円で最安。2年目以降は10,560円/年とさらに安くなる。GMOとの差は初年度で約3,700円、2年目以降は約9,200円だ。

METSオフィスは月額1,100円で一見安そうだが、初期費用3,850円が乗ってくるので、初年度は17,050円。2年目以降は13,200円に下がるが、それでもバーチャルオフィス1の10,560円には及ばない。

住所利用のみの年間コスト

法人登記が不要で住所だけ使いたい場合、年間コストはこうなる。

  • METSオフィス: 7,090円(270円×12ヶ月+初期3,850円)
  • GMOオフィスサポート: 7,920円(660円×12ヶ月)
  • バーチャルオフィス1: 16,060円(880円×12ヶ月+初期5,500円)※2年目以降10,560円

住所利用のみならMETSが最安だが、GMOとの差はわずか830円。2年目以降は初期費用がなくなるのでMETSがさらに有利になる。

格安3社のサービス内容の違い

料金だけでなく、サービス内容にも明確な違いがある。ここを見落とすと「安いから契約したけど、やりたいことができない」という事態になりかねない。

拠点数と住所のバリエーション

GMOオフィスサポートは全国19拠点で、渋谷・新宿・銀座はもちろん、名古屋・大阪・福岡など地方都市にも対応している。東京以外で住所がほしい方にとって、この選択肢の多さは大きなアドバンテージだ。

METSオフィスは東京都内5拠点(新宿・日本橋・赤羽・池袋・横浜)で、自社ビル直営という強みがある。自社ビルなので余計なコストがかからず、あの驚異的な月額270円が実現できているわけだ。

バーチャルオフィス1は3拠点と少なめだが、法人登記が目的なら住所は1つあれば足りるので、拠点数の少なさがデメリットにならない人も多いだろう。

郵便転送の仕組み

郵便転送は3社とも対応しているが、細かい仕様が異なる。

GMOオフィスサポートは郵便転送料が月額料金に含まれている。これはかなりの強みで、転送のたびに実費を請求されることがない。筆者が実際に使っていて、転送料を気にせず郵便を受け取れるのは精神的にラクだ。

バーチャルオフィス1は月4回の転送に対応。転送頻度としては十分で、法人の日常的な郵便物なら問題なく処理できるだろう。

METSオフィスも郵便転送に対応しているが、プランによって転送頻度や条件が異なるので、契約前に公式サイトで確認しておくことをおすすめする。

口座開設のサポート体制

法人を設立したら次にやるのが銀行口座の開設。バーチャルオフィスの住所で口座が開設できるかどうかは切実な問題だ。

バーチャルオフィス1は口座開設保証制度を設けている。万が一、口座開設ができなかった場合に全額返金してくれるという制度で、「バーチャルオフィスの住所で本当に口座が作れるのか」と不安な方には心強い。

GMOオフィスサポートは同じGMOグループのGMOあおぞらネット銀行との連携がある。筆者も実際にGMOの住所で法人口座を開設したが、約1週間で審査が通った。同グループだからという直接的な優遇があるかはわからないが、バーチャルオフィスの住所で問題なく開設できたのは事実だ。

METSオフィスも口座開設サポートを提供している。法人設立サポートプランを利用すると、設立日まで基本料が無料になるという特典もあるので、これから法人を設立する方にとっては魅力的だろう。

バーチャルオフィスの住所での口座開設について詳しくは、バーチャルオフィスで銀行口座は開設できる?の記事を参考にしてほしい。

最低契約期間の違い

GMOとバーチャルオフィス1は最低12ヶ月METSオフィスは最低3ヶ月。METSの3ヶ月は格安バーチャルオフィスとしては短い方で、「まず試してみたい」という方には始めやすい。

ただし、法人登記の住所として使う場合は、頻繁に住所を変更すると登記変更の手間とコストがかかる。短期契約が可能だとしても、結局は長期で使うことが前提になるケースがほとんどだ。

法人登記の住所変更には登録免許税3万円+司法書士費用がかかる。最低契約期間が短くても、法人登記目的なら長期利用を前提に選ぼう。

格安バーチャルオフィス3社の用途別おすすめ

ここまでの比較をふまえて、用途別にどのサービスが最適かを整理する。

法人登記のコストを最優先したい → バーチャルオフィス1

バーチャルオフィス1 公式サイト

法人登記込みの年間コストは初年度約16,060円、2年目以降は10,560円で3社の中で最安。初期費用5,500円はかかるが、月4回の郵便転送とLINE通知が標準付帯で、口座開設保証まで付いている。「法人登記したいけど、とにかくコストを抑えたい」という方にはバーチャルオフィス1が最適解だ。

拠点数が3つと少ないのがネックだが、法人登記に使う住所は1つあれば足りる。東京都内で法人登記するだけなら、拠点の少なさはほぼデメリットにならない。

拠点数と転送料込みの安心感がほしい → GMOオフィスサポート

GMOオフィスサポート 公式サイト

全国19拠点で住所の選択肢が豊富。郵便転送料が月額に含まれているので、追加費用を気にしなくていい。GMOグループ(東証プライム上場)という運営母体の安定感もポイントだ。

法人登記プランの年間コストは19,800円で、バーチャルオフィス1の2年目以降と比べると約9,000円高い。ただ、その分「全国どこでも住所が選べる」「転送料の追加請求がない」「初期費用0円」「GMOあおぞらネット銀行との連携」という付加価値がある。コスト以外の部分にも価値を感じるなら、十分に選択肢に入る。

住所だけ最安で借りたい → METSオフィス

METSオフィス 公式サイト

月額270円は衝撃的な安さだ。自社ビル直営だからこそ実現できている価格で、個人事業主が住所だけ安く確保したい場合にはベストな選択肢になる。最低契約期間が3ヶ月と短いので、お試しで始めやすいのも嬉しい。

ただし初期費用3,850円がかかる点と、法人登記は月額1,100円の別プランになる点は押さえておこう。法人登記が目的ならバーチャルオフィス1のほうが年間コストは安くなる。

💡
METSオフィスの月額270円は住所利用のみのプラン。法人登記が不要で、住所だけ安く確保したい個人事業主に最適だ。

筆者がGMOオフィスサポートを選んだ理由

3社の中ではGMOの法人登記年間コストが一番高いのに、なぜGMOを選んだのか。正直に書いておく。

筆者は合同会社を設立する前提で、法人登記に対応していて銀行口座が開設しやすいサービスを探していた。当時、Xで「GMOの住所だとGMOあおぞらネット銀行の口座が通りやすい」という口コミを複数見かけたのが、GMOを選んだ一番の理由だ。

実際にGMOの住所で法人口座もクレジットカード(三井住友カード ビジネスオーナーズ)も問題なく開設できた。年間コストは約3万円(週1転送プランで契約)だが、銀行口座もクレカも無事に作れたので、十分に元は取れていると思っている。

ぶっちゃけ、もし当時バーチャルオフィス1の口座開設保証制度を知っていたら、もう少し迷ったかもしれない。2年目以降の年間コストの差は約9,000円あるし、口座が開設できなければ返金してくれるのは大きな安心材料だ。ただ、GMOに不満があるかと聞かれれば「特にない」というのが正直なところで、全国19拠点の利便性と転送料込みの明朗会計には満足している。

GMOオフィスサポートの詳しいレビューはGMOオフィスサポートの口コミ・評判でも書いているので、気になる方は参考にしてほしい。

まとめ:格安バーチャルオフィス3社は「目的」で選ぶのが正解

月額1,000円以下の格安バーチャルオフィス3社を比較してきたが、最終的に大事なのは自分の目的に合ったサービスを選ぶことだ。

月額だけで飛びつくと、初期費用や年間トータルで逆転するケースがある。この記事の比較表を参考に、自分にとっての「本当の安さ」を見極めてほしい。

もっと幅広い選択肢から比較したい方は、格安バーチャルオフィスおすすめ6選バーチャルオフィス主要10社比較も参考にどうぞ。法人登記に特化した比較は法人登記できるバーチャルオフィス おすすめ8選でまとめている。

よくある質問

Q.月額が一番安いバーチャルオフィスは?
A.

住所利用のみならMETSオフィスの月額270円〜が最安。ただし法人登記は別プラン(月額1,100円〜)。法人登記込みの最安はバーチャルオフィス1の月額880円。

Q.初期費用0円のサービスはどれ?
A.

GMOオフィスサポートが初期費用0円。バーチャルオフィス1は初期費用5,500円、METSオフィスは初期費用3,850円が必要。

Q.3社の中でどれが一番おすすめ?
A.

法人登記の年間コスト最安ならバーチャルオフィス1(2年目以降10,560円/年・初年度約16,060円)、全国拠点+転送料込みならGMO(年間19,800円)、とにかく住所だけ最安で欲しいならMETS(年間3,240円+初期費用3,850円)。

#バーチャルオフィス#格安#比較#月額1000円以下#法人登記

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